AT coffee table Teak/oak (USED)
1950-60年代製造、Hans J Wegner Andreas Tuck製(denmark) W130×D55×H52.5
エッジが筆返しのように削り出されてアールの効いたチーク材の無垢天板。オーク材の脚部は木自体がねじ込みボルト・ナット構造に加工されていて、その角度やバランスは、とても美しいシルエットをつくり出しています。
画像、テキストは、長谷守保建築計画ホームページより
http://www.hase-a.com/
これは、初めて長谷さんの事務所(旧)に伺ったときに、一目惚れした一品。
「なんだ、あの美しいテーブルは!」って、驚愕でした。
スマートで絶妙な角度の脚は、長谷さんも仰るとおり美しく、見惚れてしまいます。究極にまで無駄を削ぎ落したフォルムはデザインのお手本のよう。感服です。わが家に来たらデッサンしたいですね。
ず〜っと狙っていたというか、憧れていたテーブル。
これもHans J Wegnerの作品だと知り、やはり僕は彼の作品が大好きなんだと実感。
ネットで、このテーブルの情報を探しましたが、かなり貴重な品のようです。
こちらも、大切に使わせていただきます。
折角ですから、もう少し。
購入家具が決まってから思うようになったのですが、新品家具もいいですが、中古家具もいいものです。
新品家具は「これから末永くよろしく!」と、新しい家族のような感じですが、中古家具からは落ち着きと、なんだか貫禄すら感じるので、お招きした感じがします。
実際に、中古家具の表面を手でなぞると、いくつもの家庭で長年に渡り愛されてきた証を見ることができます。
今度は私たちが継承する番なのです。そしていずれまた誰かに受け継がれるのでしょう。
・・・そう考えると、この家具たちは、今回は私たちが購入したものですが、実態は一時的に預かっているだけで、本当は皆の所有物ではないのか?っと思えてきました。
あらあら、複雑な感じですが、なんだか責任重大ですね。
「物を大切にする」という言葉はもちろん知ってはいますが、これらの家具達に出会ってこの言葉の意味を初めて感じたように思います。
美しく洗練されたデザインには、魔力が宿るようですね。それを芸術品と同意かどうかはわかりませんが、秋の夜長にちょっと心が豊かになったように思いました。
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